21世紀の成熟社会の観光まちづくり研究においては、観光学、観光人類学、景観・デザイン、都市計画、土木工学、建築学、造園学、動植物学、生態学等が相互の協力・協調しながら、個性的で質の高い人間居住環境形成のあり方について考察し、時代の要請に応えることが重要な課題となっております。
このような背景のもとに、観光まちづくり学会は、従来の観光研究の領域にとらわれることなく、総合科学的な観光まちづくり研究に発展させて、時代の要請に応えていくことを目的に設立された当学会は創設から16年を経過し、研究発表会も15回を数えるところとなりました。
会員相互・各分野で切磋琢磨しながら観光まちづくり研究に邁進しております。多くの皆様に参加をしていただき、自由で闊達な研究の場として活用していただければ幸いです。
平成29年1月吉日 事務局長 滝村 敏道